・男性/東京都/メーカー勤務/38歳
・未婚/都内で一人暮らし
・趣味:パチンコ、釣り
・見た目:若い頃はミスチル桜井似と言われた
・理想のタイプは安めぐみ、篠崎愛
・出会い系ヘビーユーザー
出会い系サイトで見つけ、会うことになった佳世子(仮名)はシングルマザーだと言っていた。
こちらとしても、後腐れない大人の関係を望んでいたから、不倫とかで面倒なことに巻き込まれない女は願ったりだった。
女の年齢は41才。何も好きこのんで自分と同年代の女を抱くこともないだろうに、と思うのだが、熟女には熟女なりのいやらしさがある。
そこそこの体をしていれば、問題なく抱いてやろうと思い、会うことにしたのだった。
佳世子はスマホを持っておらず、ガラケーでのメールのやり取りを何回かして、軽く相談に乗ったりおだてたりしてやったら、向こうから会ってほしいと言ってきた。
そもそも出会い系に登録する時点で、誰かに抱かれたがってるのは見え見えだったが、そこは大人のたしなみとして黙し、それじゃあぜひ食事でもと答えた。
シングルマザーはいつも誘われたがっている
待ち合わせにやってきた佳世子は、どこをどう見ても普通のおばさんだった。
シングルマザーという偏見もあるのかもしれないが、どこか幸薄そうな顔をしていた。
それでも精一杯のやる気を見せたいのか、胸元のざっくり開いたニットを着ていた。
思わず目が胸の谷間に吸い寄せられる。思ったよりもふくよかな乳が見えて、俺のテンションも少し上がった。
回転していない寿司屋でご馳走してやったら、佳世子は終始上機嫌で、ひんぱんに俺にボディタッチしてきた。
これはもう、今日決めてやるかな、と思い、寿司屋を出てからろくに返事も聞かずにホテルへ向かった。
案の定、佳世子はうれしそうに着いてくる。わかりやすい女だと思った。
ホテルでは佳世子にたっぷりと奉仕してもらった。しゃぶってくれと言うと、尻を振りながらちゅぱちゅぱと音を立てて俺のものを舐め続けた。
焦らしに焦らした上で、もうとっくにとろとろになっていた佳世子のマン所にぶちこんでやると、佳世子は息が止まるほどのけぞった。
体位を変え、何度もイカせたあげく、手マンでびしゃびしゃにした後で、もうだめ死ぬとかすれ声でつぶやく佳世子の中に思い切り放った。
事が済んでしばらくベッドで惚けていると、佳世子はガラケーを取り出してメールをした。
聞くと、娘に帰りが遅くなるから先に寝てるようにと送ったらしい。
母一人子一人の家庭はいろいろ大変だろうなとは思ったが、深入りするつもりなど毛頭なかったから何も言わなかった。
抱かれている母を家で待つ娘
それから佳世子とは何度も会い、セックスした。
こちらも気ままな一人暮らしの中年だし、出会い系で他の女にもまだアポが取れていなかったから、その場しのぎの関係がなんとなく続いている感じだった。
何度も肌を重ねていると、どうしたって相手の勘所がわかってくる。どこをどの角度で突けばいい声で鳴くのか、わかってくればそれを叶えてやりたくなる。
なんのことはない、だんだんとはまっていったのは俺の方だったのだ。
くたびれた中年女のくせに、俺とセックスするようになったせいか、肌にうるおいが増してきたみたいに思えた。
最初は奉仕させてばかりだったが、そのうちに佳世子を満足させたくなって、こちらの方が積極的にあれやこれやと攻めるようになった。
お互いに、乾いた砂に水がしみこむように、相手の体になじんでいった気がした。
ある日、佳世子が俺を自宅に招いた。家で一緒にごはんを食べてほしいと言う。
俺は正直ためらったが、珍しく後に引かない佳世子の態度に気圧されて、柄にもなくシャンパンを抱えて出かけていった。
家といっても賃貸のアパート、2間しかないスペースは娘と暮らすには狭い部屋だった。
佳世子は満面の笑みで俺を出迎え、その向こうで不安げな少女が俺を見ていた。
娘は万奈と言った。15才の中学3年生だと言ったがそのわりに幼く見えた。
ぎこちない3人の食事を済ませ、佳世子は俺がどれだけ優しいかを娘に話し始めた。
優しいといってもそれはベッドの上だけの話で、俺は苦笑いするしかなかった。
万奈は何も言わず、居心地がわるそうにテレビを見ながら母の話を聞き流していた。そりゃそうだろう。
それから、俺は自分がどうしたいのか、佳世子とどうなりたいのかを悩みはじめた。
最初はその時だけの体の関係のつもりだったが、今は情も移ってしまって、そう無碍にもできない。まんまとあの女の戦略にはめられた気もするが、もう遅いのか。
佳世子は週に1度は自宅に俺を呼ぶようになった。泊まらずに帰ると言う俺を遅くまで引き止め、娘が寝ている隣の部屋で声をひそめて求め合うこともあった。
そうして次第に、佳世子の家に通う日が増えていった。佳世子は俺に合鍵をくれた。
万奈は相変わらずつっけんどんな態度だったが、ある時何かのついでに宿題をみてやってから、いくらか俺に対する警戒心が薄れたようだった。
二人の女
その日は、仕事が早く片付いたので俺は自宅には戻らず、直接佳世子の家に向かった。
合鍵で部屋を開けると、佳世子の靴は玄関には見当たらず、万奈の黒いローファーだけが脱いであった。
ちょっと気まずい感じもしたが、引き返すのもなんなのでそのまま部屋に上がり込んだ。
しかし、そこには万奈はおらず、ドアの向こうの部屋にも居るような気配はなかった。
俺は食卓の椅子に腰掛け、勝手に冷蔵庫を開け、冷えた缶ビールを飲んだ。
頭がキーンと冴えていくと、壁の向こうで水を打つ音がした。
なんだ、シャワーでも浴びてるのか、と思った。そう思った途端、胸が高鳴りはじめた。
佳世子はいない、ならシャワーを浴びているのは万奈だ。今まで二人きりになったことはない、いつも母娘は一緒にいた。
何をどうしようというわけではない、ないのだが、このシチュエーションは少し困るな…と思っていると、風呂に続くドアが開き、バスタオルを頭にかぶって裸の万奈が飛び出してきた。
目が合って、1秒、2秒、すぐに取って返して風呂場へと戻った万奈だったが、その白い肌は目に焼きついた。
まだ薄い胸。きゃしゃな体。大人びた陰毛。そして、驚いて見つめた真っ黒な瞳。
俺はビールを一気に飲み干してから、大声で、
「わるい、帰るわ」
と言って部屋を後にした。その場にいるとどうしていいのかわからなかったのだ。
慌てて飛び出したからか、どうにも歩きにくいと思ったら、めちゃくちゃに硬く勃起していた。
自分でも思いがけない反応だった。ロリコンの気はないのだが、これはどうしたことか。
缶ビールの1本で酔うはずもないのだが、俺はふらふらとぎこちなく帰り道を急いだのだった。
その日のことは佳世子には言わなかった。万奈も、どうやら何も言っていないようだった。
その後も変わりなく、俺は佳世子の家に行き、万奈が寝静まった後で佳世子を抱く、という日々が続いた。
だが佳世子を抱いている間、ふと、その顔が一瞬、万奈に見えることが何度もあった。
中年女を抱いているのに、年端もいかない15才を抱いているのを想像するなんて馬鹿げている。
しかし、そんな妄想をする時にかぎって、俺のものは一層硬く大きく佳世子の中で膨張するのだった。
声を抑える佳世子が、その瞬間だけは短い叫び声をあげる。隣の部屋では、万奈が聞き耳を立てているのがわかる。
ふらっとやって来ては母を抱く男に、裸を見られた。そんな男が今日も自分の家に来て、何食わぬ顔で話しかけてくる。
それは15才の少女にとって、どんな世界なのか。俺には想像もつかない。
これから先、俺がどうなってしまうかも、わからない。
(東京都/会社員/38歳)