結婚してしばらく経つと、あんなに愛しく思えた妻でも、色気や性欲をまったく感じない存在になってしまいます。
おそらくほとんどの既婚男性が同じ考えを持っているのではないでしょうか。結婚してはじめて見えてくるものや、時間とともに変わっていく気持ちのリアリティがそこにはあります。
そんな感情の変化は、やがてセックスレスへとつながり、夫婦の関係にも様々な影響を及ぼすようになります。
妻への気持ちが変わっていくことを、どう捉えればいいか。少し考えてみたいと思います。
嫁では勃たないし女として見れない。セックスレス同士の不満は出会い系で解消しよう
嫁さんの裸を前にしても勃起しない。エロい欲望がわいてこない。
もう興奮できない妻のことは一旦忘れて、別の女性とセックスしたい。妻ではない女の肉体を、心ゆくまで味わい尽くしたい。
絶対に家庭にばれないようにするという前提で、出会い系を利用してセックスすることで家庭でのギスギスした雰囲気を解消できます。
秘密の出会い、セックスレス解消の不倫目的であれば、出会い系はもっとも「使える」選択肢です。
夫である男性は、妻に対してゆとりを持って対応できるようになり、優しくなれます。怒りをぶつけられても、それを受け止めてやれる大らかさが生まれます。
セックスで満たされるとはそういうことです。その時の快感だけではなく、生活全体に良い影響を与えられるというメリットもあるのです。
セックスしなくても仲の良い夫婦は大勢います。
そして、外でのエッチと家庭内でのセックスレスを上手に切り分けている人たちも、実に多いのが今の時代なのです。
参考:本能には逆らえない浮気症の人妻。夫とのセックスレスを不倫で解消する体験談
勃たない夫と濡れない妻。夫が妻に萎える時
リアルな話、妻に勃起しなくなったり、妻を女としてみれなくなるような、性欲を感じなくなるのはどんなタイミングなのでしょうか。
おならを聞いた時とか、下着で(あるいは裸で)ウロウロしていた時のような「ふと幻滅する瞬間」はもちろんあるでしょう。
しかしもっと心の底から湧き出るような喪失感、あんなに興奮していた妻なのにどうして…と思ってしまう決定的な状況とは何なのか。まとめてみました。
子どもが生まれた時
妻が妊婦となり、無事に子どもが誕生すると、妻だった女性は母へとクラスチェンジします。
母に色気はありません。必要ないからです。あるのは子どもを育てるというミッションのための強靭な精神力と、なけなしの体力を100%子どもに注ぐ集中力です。
そうなると、夫に向けられていた感情は当然ゼロになります。
言うまでもなく赤ん坊を育てることはめちゃくちゃ大変です。特に母である妻は常に赤ちゃんと一緒にいることになるので、夫への風当たり・八つ当たりは激しくなってしまうもの。
夫が働いて帰ってきても、子育てを手伝ってくれないとなると、すぐに怒ります。怒りの沸点が異常に低くなっており、そこには「愛する夫」などという感情は皆無です。
どこの子育て家庭でもあるのでしょうが、子どもができてから夫婦の営みが減っていく・なくなっていく、というのは事実なのです。
歳を取ったな…と感じた時
よくある話では、ノーメイクのすっぴん顔を見せられて驚いた、ばっちりメイク顔とのギャップありすぎで引いた、といった意見があります。
ただこれは男女の間のあるあるネタで、そのせいで女として見れなくなるという男性は、おそらく童貞か、交際経験の少ない人でしょう。
ある程度付き合っていれば、女性の素顔や寝顔をじっくり見ることも普通にあります。それだけで性欲が減退するというのも、こじつけのような気もします。
それよりも重要なことは、すっぴんの顔に今までみたことのないシミやシワを見つけた時でしょう。明らかに老化がはじまった妻を直視するのは、なかなか厳しいものがあります。
同様に、陰毛に白髪を見つけた時も、がっかり感は途方もないもの。二の腕のたるみ、おしりの肉の落ち加減などを発見するにつけ、それが人間としての宿命だとわかっていても、妻が老いていくのを見るのは実に忍びない。
恋人時代から結婚を経て何年、何十年と同じ肉体を愛してきて、ただでさえ飽きが来る時期です。そんな時に妻の老化が追い打ちをかけてきたら、もうちんこはピクリとも反応しなくなっても不思議ではありません。
妻も同じように思っている、とわかった時
一緒に暮らしていれば、相手が何を考えているか、ある程度はわかるようになってきます。男と女なんて何考えてるかわかるわけない!という意見もあるでしょうが、夫婦というものはどこか思考が似てくるものなので、一般の男女とはまた異なる考え方があるのも事実。
つまり、片一方が相手に性的な興味をなくしてしまうと、もう片方も同じように気持ちが萎えていく、というのは傾向としてあるのです。
どちらか一方だけが常に興奮している、相手が完全に拒み続けてもめげずに求め続けるという関係は、次第になくなってしまうものでしょう。
と夫が飲み屋で愚痴っている時に、妻は妻でリビングで恋愛ドラマを見ながら
とため息をついているのです。
そんな雰囲気をお互いが察してしまうと、もう歩み寄ることはありません。乾いた夫婦関係のまま、日常レベルでは何も不都合なことはなく、毎日が淡々と過ぎていくでしょう。
ただ、夫婦ともどもが悟ってしまうのは、ある意味で良い兆候でもあります。お互いに悶々と悩み続けているよりも、カラッと不安や不満が消え去ってしまった方が、何をするにも前向きに考えられるのです。
もう勃たない…セックスレス解消はあらゆる手段を考えること
家庭でのセックスレス解消のために、時にはエッチな下着で旦那さまを誘惑してみては?とか、
催淫効果のあるアロマをたいて、一緒にお風呂に入って、お互いの体をさわりあって、流れでそのまま行為に…とか、
そういった対策が効く場合もありますが、それはまだレスの深刻度が浅いケースです。
何年もセックスレスが続いている夫婦では、突然エッチな下着を見せられても、性欲的には逆効果になることも充分あります。
特に女性の場合は、セカンドバージン問題も影響してきます。
長い間膣を使わないままでいると、膣自体も狭まってしまい、濡れにくくなって、いざという時にセックスしにくい、痛みを伴う恐れもあるのです。
渇ききった夫婦関係がある一方で、夫の方にも妻の方にも、性欲自体はまだ燃え上がる気に満ちている場合があります。というか、そういう人たちの方が多いはず。
要するに、うちの嫁(夫)では勃たない(濡れない)けど、別のパートナーとだったらめちゃくちゃ燃えるのに…ということ。
試しに、知り合いの奥さんを想像してみてください。そこの旦那は「もう嫁には飽きた」「全然抱いてないよ」なんてグチっていても、あなたにしてみれば彼女は充分魅力的で、ぜひ一度お願いしたいと考えてしまうことありませんか?
たとえ自分の妻と同世代で、同じように子どもを産んだ母であり、それなりにだらしのなさそうな体をしているのだと(想像したと)しても、それでもチャンスがあるなら1回くらい…と思ってしまう。それは男の性(サガ)なのです。
これはもう仕方のない人間としての本能だと思います。理性では、倫理的にいけないことだとわかっていても、体の火照りや欲望の濁流にはあらがえない状態になってしまう。
不倫に走る人や、ワンナイトラブを繰り返す人というのは、家庭での鬱屈した苦しみを外で解放して、自分が崩壊しないように自己調節しているという部分もあるのです。
「非日常」に救いを求めることで、自分たちの「日常」を安定させているのです。
ただ、それが本当に守るべき家庭や夫婦関係を壊すようなものではいけません。リスクと欲望を天秤にかけて、家庭に亀裂を生まないような方法で、セックスレスを解消していくことが大事なのです。