・東京都/事務系派遣社員/29歳
・夫(36歳)
・経験人数は夫のみ1人、だったけど…
・スレンダー体型(Cカップ)
・誰似:黒木華
・職場の同僚の影響で出会い系をはじめる
29歳の主婦です。結婚4ねんめ。
子供はいません。
今、とても心が揺れ動いています。これまで主人以外の男性とはお付き合いしたことはなくて、男性経験も主人だけです。
それなのに、今、他の男性からアプローチされています。
このままだと、きっと私は…
不倫のきっかけは出会い系サイト。友達と一緒に登録
そもそものきっかけは、職場の友達に教えてもらった出会い系サイトに登録したことでした。
ランチの時に浮気とかの話題になって、私自身は全然経験はなかったけれどみんなの話は楽しかったので(やじうま的な感覚)、笑いながら聞いていました。
その中の1人が、自分がやっているという出会い系サイトを教えてくれたのです。
私はドキドキしながら彼女のスマホを覗き込みました。
勝手に、すごくエッチな写真とかがいっぱい並んでいるサイトを想像していたんですが、実際は全然ちがっておしゃれな感じでびっくり。
それから、写真もチラ見させてもらったのだけど、そこにはホテルでの自撮りとかエッチな写真が並んでいて、うわ〜すごいな〜、やってる人はやってるんだと思い知らされたというか。
その話の流れで、ランチメンバー4人で同じ出会い系サイトに登録して、結果を報告しあうことになってしまいました。
もちろん私は最初は無理無理!と拒否したんですが、ノリがわるいと仲間はずれにされてしまうので、結局その場で一緒に登録してしまいました。
出会い系サイトは不倫希望の男性からのメールの多さにびっくり
出会い系サイトで、本格的にプロフィールや証明書を登録したのは帰宅してからでした。
職場では、無理やりやらされて困ってしまう…という風を装っていましたが、本当は胸がばくばくで、もしかしたらずっと顔が赤かったかもしれない。
家に帰り適当に夕飯の支度をして、しばらくしてから出会い系にログインしてみたら、私宛にびっくりするくらいたくさんのメールが届いていました。
ふわあ…と思わず声をもらしていました。見事に全部男性からのメールでした。
私は早速、LINEでみんなに「めっちゃメール来てた!」と報告したら、みんなにもたくさん来ていて、当たり前でしょ?みたいな雰囲気でした。
ふーんそういうものか、と思いつつ、そんなに男性からメールをもらったことなんて初めてで、私はすっかり有頂天でした。
メールは適当なものも多かったけど、写真付きとかで熱心なものもあったので、返事を書いていたらあっという間に時間がすぎていました。
主人が帰ってきて夕飯を食べてお風呂に入り、ローションを塗りながらもう一回スマホを見てみたら、私が書いた返事への返事がもう来ていて、またびっくり。
でももう夜遅いし、主人には秘密なのでその日はそのまま寝ました。
主婦だけど、経験人数1人だけど、出会いたいし抱かれたい
次の日、ランチの時にまたみんなで集まると、その中の1人(Gさん)が今日帰りに男と会う予定になった!と報告してきました。
もうびっくりです。昨日から何回びっくりしてるんだっていうくらい。
Gさんはいつもよりおしゃれな服を着てきており、みんなから「やる気だね」「色っぽい」とか言われていました。
Gさんも既婚者なのに(というか私たち全員結婚してるんですけど…)全然わるいことしてる感じではなく、むしろ私にはいつもより綺麗に見えました。
その日家に帰ると、私は集中して返事を書くことにしました。
驚くことに(本当に驚いてばかりですが…)書いて数分で相手の方が返事をくれるので、この人ヒマなのかな?でも自分も同じか、とか考えていました。
そのうちの1人(仮名:熊さん)がLINEの方でしたいと言ってきましたが、私はちょっと不安で迷っていたら、勝手にIDを送ってきました。
恐るおそるその人にLINEしてみたら、とてもノリがよく明るい感じで、気づくと面白くて熊さんとばかりLINEしていました。
熊さんはとても積極的で、その日のうちにお誘いを受けました。
べつに用事はなかったけれど、いきなり会うのは無理かもな〜と思ったのですが、昼間のGさんのことを思い出して自分も会ってみようかなと思ったのです。
週末に熊さんと会う約束をしました。でもなんとなく、みんなには黙ってようかなと思いました。
それまで出会い系なんてやる気ない…というイメージでいたので、こんなに早く出会うことが恥ずかしかったのです。
それとは別に、めっちゃドキドキもしていました。
私はこれまで、主人しか知りません。恋愛(おもに片思い)はそれなりにしましたが、主人が初体験でそのまま結婚して、今日まで主人1人だけしか経験人数はありません。
熊さんてどんな人かな、と想像するともういてもたってもいられず、ずっと体が火照っている感じでした。
夫しか経験がないのにセックスレス。不倫の下地はできていた
内緒ですが、私たち夫婦はこの2年ほどセックスレスが続いています。
結婚したらみんなそうなるよと友達は言うけど、私は毎日心がとても寂しい気持ちでいっぱいでした。
主人とはあまり会話もないし、私は相手にこうして欲しいとは言えないタイプなので、エッチしてほしいと言ったことはありません。
いつも主人に求められるままにしてきました。それがだんだん減っていき、なくなってからはますます会話が減った気がします。
ベッドで私に背中を向けて眠る主人を見ながら、黙って泣いた夜もありました。
でも他に主人に不満があるわけではなく、私が我慢すればいいんだ、せめて明るくしてようと思って毎日頑張っていました。
そんな日常に、偶然ではあるけれど、主人以外の男性と会うという出来事が訪れたのです。
不倫の甘い予感に誘われるように。胸のほてりは止められない
週末の日は、お気に入りのニットとスカートで出勤しました。職場のみんなは服装とかいつもと違うところに本当に敏感なので、昼休みに詰め寄られましたがごまかしました。
今日は職場のみんなと女子会で遅くなると主人には言ってあります。
夕方、ドキドキしながら待ち合わせ場所に行くと、スーツ姿の熊さんがもう来ていました。写メのとおり、熊っぽい感じの明るい人でした(だから熊さんと名付けました)。
熊さんとおしゃれな居酒屋に行き、たくさん笑わせてもらいました。気がつくと、けっこうたくさんのワインやチューハイを飲んでしまっていました。
私はお酒にはわりと強い方ですが、熊さんの顔を見ていたらほんわかと酔っ払ってしまった気分でした。
そんな時、突然です。
熊さんがキスしてきたのです。
私はびっくり…したのですが、本当は心の中でそうなる予感はしていたので、そのまま目を閉じました。
私たちの席は個室ではなかったけれどタペストリーのようなもので視界は覆われていたので、誰からも見られることはありません。
私はキスしながら、思わず熊さんの首に腕を回していました。ずっとキスしてたいな、このままでいたいな、と思いました。
それからお互いに少し落ち着いて、ちょっと照れくさくて笑ってしまいました。
そこに、主人からLINEが入りました。まだ飲んでるの?という、とがめるような一言。
私は泣きたくなったけれど、帰ることにしました。
熊さんは、また会おうね、今度はゆっくり会いたいねと言って、別れ際にまたキスしてくれました。
その意味は、男性経験の少ない私でもさすがにわかります。
次に会う時は、たぶん私は熊さんに抱かれる。
家に帰ると、主人はもうベッドに入っていました。ただいまと言っても、無言の寝返りだけでした。
お風呂に入って気持ちを落ち着かせながら、私は主人を裏切れるかな?と自問自答しました。
最終的な答えは出ませんでした。
でも、そうなってしまう予感はだんだん強くなるばかりです。
熊さんに早く会いたいな。
2人で寝ているのに、1人を感じる夜はつらすぎるのです。
(東京都/派遣社員・主婦/29歳)
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