・東京都/会社員/51歳
・妻(52歳)/子供2人(高校生2人)
・会社ではまじめな中間管理職、お酒が大好き
・理想のタイプ:磯山さやか、小倉優香
・誰似:ムロツヨシ
春休みは出会いの季節である。特に大学生は、夏休みも長いが春休みも長い。
試験が終わって解放感たっぷりで、バイトだ旅行だと、やりたいことを思いっきりやれてうらやましい限り。
しがないサラリーマンには春休みなんてないからね。
たまに行く飲み屋で、日頃のウサを晴らすだけの春の宵。
春休みに水商売でバイトする女子大生
その日行きつけのスナックの扉をくぐると、見慣れない顔の女が出迎えてくれた。
女子大生のF奈。春休みだけのバイトで、今日から勤めはじめたという。
そう笑いながらおしぼりを手渡す仕草も初々しい。俺のようなアラフィフ男にとっては娘くらいの年頃だけど、うちの娘とは違って俺に優しい(俺なんて家では邪魔者扱いだからな…)。
F奈は一見どこにでもいる普通の女子大生のようで、いわゆる水商売の女の持つセクシーさや卑猥な感じは薄かった。
しかし、その素人くささがかえって中年男のハートをくすぐるようで、すぐに常連のおっさんたちの人気者になった。
F奈がいると場が華やいだ。なんといっても正真正銘の女子大生だ。春休み限定とはいえ、むさくるしいおっさんの相手をしてくれるだけで彼女は天使だった。
誰もがF奈を狙っていた。この春休みのうちに、どうにかして手篭めにしてやろうと。
俺もその一人であることに変わりなかった。
酔いつぶれた女子大生を介抱してから…
ある夜のF奈は、いつもより口数が多くよく笑い、そしてよく飲んだ。
こちらが心配するくらい一気にグラスを空けながら、いつもより5割増しくらいで客の体に触れてきた。
ここはキャバクラじゃないから、基本的にはおさわりはNGだ。ママもそこのところの線引きはシビアだが、その夜のF奈はそんなこと我関せずといった風で、テンション高く飲みまくっていた。
案の定、F奈は酔いつぶれてしまった。
しばらくママが介抱していたが、F奈はトイレに行って吐いてきたのか、どうにか意識が戻ってきた。
そして店を閉める時間になり、なんと俺がF奈を家まで送って行くことになった。
確かに残っていた客は俺一人だったけど、正直俺はママが送って行くものだとばかり思っていたから、ちょっと驚いた。
(しかし考えてみると、ママにも「俺に恩を売っておく」という計算があったのかもしれない)
F奈と一緒にタクシーで彼女の家まで行き、料金を払って(当然俺が払った…)タクシーを降りると、そこでF奈はへなへなと座り込んでしまった。
仕方ないのでF奈をおぶって、マンションのドアの前までたどり着いた。
F奈はとろんとした目で、
と言った。
話が早いな、と思いそのまま二人で部屋へ。いかにも女の子の一人暮らしっぽいワンルーム。座る椅子もないので、俺はとりあえずベッドに腰掛けた。
すぐにF奈が俺の隣にぴったりと身を寄せて来て、首に抱きついてきた。
据え膳が向こうから転がり込んできた。俺はF奈にむしゃぶりついた。F奈も俺を求めてきた。甘く激しい、とろけるような夜だった(俺は頑張った…)。
夜が更ける頃、俺はそっとF奈の部屋を後にした。
F奈は裸のままでぐっすりと眠り込んでいた。尻をひとなですると、もぞもぞと少しだけ動いた。
まだ酔いが残っていたのだろう、眉間にしわを浮かべていた。
女子大生の態度が一転して…
あくる日、俺はまたスナックに行った。店には行かずにF奈の部屋に行こうかとも考えたが、ママの様子もうかがいたかったのでとりあえず店の方に行ったのだった。
F奈は休みだった。昼間にママに連絡を入れてきたと言う。
ママは俺に、
とにやけた顔で聞いてきたが、俺は(この女狐めが…)と内心思いつつ、とんでもない、送ってすぐに帰ったわと嘘をついておいた。
F奈がママに何か打ち明けたら、その時は正直に答えようと思ったのだ。
あの子さあ、彼氏にふられたんだって。だから昨日あんなになっちゃったのよ、とママから聞いた。
ふーん、と空返事しつつ、そうか今はフリーなのか。俺は彼氏の代役か。なんてことを思い巡らせたが、正直わるい気はしなかった。
2日ほど後に、またスナックへ行った。F奈は出勤していて、俺が店に入るといつものように笑って挨拶をして、すぐに別の客との会話に戻っていった。
俺は別の女の子と他愛ない会話をしつつ、F奈を視界で見続けていた。その夜F奈は、俺の方を一瞥もしなかった。
俺は胸騒ぎがして、強引にF奈を隣に呼び、あれからどう?体調は良くなったか?と聞いた。
F奈は、その節はありがとうございました、もう大丈夫です!と明るい接客用スマイルで答えた。
その、あまりに普段どおりの「客とホステス」という会話に、俺はみぞおちの辺りが空洞になるような感覚に襲われた。
その時わかった。俺はF奈に恋をしていたのだ。
恋とか嫉妬とか、焦りとか戸惑いとか、ずいぶん長いこと忘れていた感情だった。
動悸が激しかった。理由は明らかだった。
中年の春の恋。はかなく終わる
その次の夜、俺は店には行かずに、直接F奈のマンションの近くで彼女の帰りを待った。
完全にストーカーだな…と思ってはいたが、そうするしか他に方法がなかった。俺はF奈のことを、店の名刺でしか知らなかった。携帯番号もLINEも知らないのだ。
12時少し前に、F奈が帰ってきた。俺を見つけると彼女は立ち止まり、訝しそうな視線を投げてきた。
いや待て、お前さあ…とF奈の腕を取ろうとした瞬間、
と小さく叫び、F奈はマンションの中へと小走りで入っていった。
それからしばらく、俺はその場に立っていて、彼女の部屋の窓を見ていた。
明かりが点いて、すぐに消えた。カーテンが少し揺れた気がした。
あーあ、と思わず声が漏れていた。
なんだよこれ、中学生かよ俺は。
いたいけな中年の心を弄ぶんじゃないよ。
50のおっさんに夢見させて、すぐに崖から突き落とすとかさ。
一発やったからって、自分の女だと思うなよ!って、あれ何かのドラマのセリフだったっけ。
そうは言ってもさ、女遊びに慣れてないおっさんはさ、そう思い込んじゃうわな…
女子大生と一回でもやれたんだから、それでいいじゃん。って割り切るのが一番だな…
春休みっていつまでだっけ…
また、他のかわいい子がバイト入ってくんねーかな…
生暖かい春の夜。1,000,000回くらいのため息をつきながら、一人帰り道を歩いた。
(東京都/会社員/51歳)
春は出会いの季節です。
このシーズンには出会い系にも女子大生が大勢登録してきます。
このチャンスを逃す手はありません。
さあ、新しい出会いを見つけにいきましょう。
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